11月の逸品

 

  「びおんぼ」では屏風・書画のほかに、古美術品も多数取り扱っております。
このページでは、おすすめの逸品を、毎月ピックアップしてご紹介いたします。

 

堂本印象筆 「新秋」 

  

  
掛軸(共箱・二重箱入り)紙本・彩色 サイズ(総丈):151.5
x31cm(w)

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         堂本印象(とうもと・いんしょう)(1891〜1975)

    明治二十四年十二月二十五日、京都市に生まれる。本名三之助。兄は漆芸家堂本漆軒、
    弟は堂本四郎。明治四十三年京都市立美術工芸学校図案科を卒業。大正七年日本画家を
    志して京都市立絵画専門学校に入学、大正十年同校を卒業、研究科に進級して大正十三
    年に修了する。在学中の大正9年西山翠嶂の画塾青甲社に入門。大正十年第三回帝展に
    「調鞠図」が特選となり、大正十三年からは委員として出品、大正十四年第六回帝展に
    「華厳」で帝展美術院賞を受賞する。昭和五年市立美術工芸学校教諭となり、昭和八年
    画塾東丘社を創設する。この間、京都の有名社寺の襖絵・天井画・壁画・柱絵を数多く
    手がける。昭和十一年京都市立絵画専門学校教授となり、昭和十九年帝室技芸員と
    なる。戦後は日展や京展の審査員や日展常任理事を務め、昭和二十五年日本芸術院会員
    となる。昭和二十七年ヨーロッパを旅行後、抽象絵画に挑み、抽象画による個展を毎年
    重ね、パリやニューヨークでも個展を開催、国際的にも高い評価を得る。昭和三十三年
    社団法人日展の発足にあたり理事となり、昭和三十六年文化勲章を受章、文化功労者と
    なる。昭和四十一年堂本美術館を開館、京都市名誉市民となる。昭和四十九年バチカン
    近代美術館のために「母と子」を完成、ローマ法王から勲章を授与される。
    昭和五十年九月五日、京都市で歿。享年83歳。
    日本画家森守明は義兄、山本倉丘、三輪晁勢は義弟、現代美術家堂本尚郎は甥にあた
    る。


<今月の逸品バックナンバー>

       加藤英舟筆『翠松鶺鴒』(2003.06.19)
       冨田渓仙筆 『洗桃昔話』(2003.04.12)
       藤井瑞景筆 『蓬莱仙境図』(2003.12.31)
       ●沢宏靭筆 『楓』(2002.11.6)
       北村恵美子筆 『野に咲く』(2002.10.1)
       ●山本倉丘筆 『桔梗』(2002.8.5)
       ●宇田荻邨筆 『野菜』(2002.5.26)
       山本和夫筆 『春の調べ』(2002.3.19)
       ●冨田渓仙筆 『保津川下船図』(2002.1.19)

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